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子どものモデルを起用したファッション誌「ヴォーグ」に非難轟々/セクシー衣装で妖艶に挑発

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子どものモデルを起用したファッション誌「ヴォーグ」に非難轟々/セクシー衣装で妖艶に挑発

ヒョウ柄のクッションにもたれかかりながら、胸元がざっくりと開いた黄金のドレスを身にまとい、青い鋭い瞳と真っ赤に塗った唇をとがらせてカメラに向かって妖艶に挑発する。

一度見たら忘れられない存在感抜群のファッションモデルが、フランス版ヴォーグ誌の表紙を飾ったことで、世間では論争が始まっています。

なぜならばそのファッションモデル、Thylane Lena-Roseさんはまだたったの10歳。通常であれば外で友達と遊び、たくさんの経験をしながら自己を形成する年頃であり、このようなセクシーな格好をする年齢ではないからです。

海外ニュースサイト「Daily mail」によると、コートジボワール生まれのThylaneさんは、5歳のときからモデルとして活躍。デビュー当時から存在感を認められ、様々な雑誌やファッションショーでモデルとしての経験を積んでいます。その圧倒的な存在感は、60年代のフランス人女優、ブリジット・バルドーがELLE誌に登場した時や、ケイト・モスがTHE FACEを誌に登場した時のことを思い出させるほど。

しかし今回のヴォーグ誌の表紙を見ると、Thylaneさんはただ、時代の先を狙うファッション産業の餌食となり、ファッション業界の話題づくりのための性的シンボルにさせられているようにも感じます。

イギリスの臨床心理士であるエマ・グレー博士は、子どもの心がバランスよく幸せに育つには、子ども時代に適切に大人の世界への準備を過ごすことが必要であり、Thylaneさんのように急に大人の世界に足を踏み入れさせるのは、子どもの精神状況にとってよくないと主張。

インターネットでは「こんなセクシーな格好を子どもにさせるのはかわいそう」、「こういうことをやりたいと思う大人がたくさんいることが悪い」、「ヴォーグ誌はThylaneさんの親の気持ちに立って物を作っているのか」という声が多くあがりました。

ところで、日本でも同じようなことが起こっていると感じるのは記者だけでしょうか。テレビ、雑誌で見るアイドルはAKB48をはじめとし、ローティーン化、キャラ化、エロ路線がメインとなり……どこか男性にウケが良さそうな、それだけのスタイルになりつつあるのは残念としか言いようがありません。これは、なにもアイドルだけに限ったことではなく、最近の子供服は大人顔負けのセクシーなものがたくさん発売されています。ここに、子供らしさは皆無です。

先日スーパーで、編みタイツを履いた小学生を見ましたが、どんな意味があって子どもが編みタイツを履く理由があるのだろうと考えてしまいます。単なるオシャレで済むことなのでしょうか? 子供に大人びた格好をさせることで、子供のデリケートな心にマイナスの変化が生じるとも限らないのではないでしょうか。ペットの犬や猫に洋服を着せるような、単に可愛いからという理由で子どもに大人の真似をさせるのは考え物です。

そもそも、ヴォーグ誌の一連の騒ぎとは違い、日本ではあまり論争が起こっていない状況こそが問題ではないでしょうか。

参照元:dailymail.co.uk(http://p.tl/ZhJd

(文=みあざきぱなま)


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オリジナル記事: 子どものモデルを起用したファッション誌「ヴォーグ」に非難轟々/セクシー衣装で妖艶に挑発
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