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宿題提出&先生ドン引き! 世界イチ気まずい「はたらくおかあさんの絵」が心に相当グッと来る

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夏休みといえば、やっぱり思い出すのは宿題ですよね。北海道では8月半ばを過ぎると夏休みが明けてしまうので(2013年は8月19日まで)、先祖の霊に手をあわせつつ何もしていない絵や自由研究のことを考えてあせるのが毎年の習慣でした。正直、帰ってきてるんだったら仏壇に収まってないで手伝ってくれと思っていました。願い叶わず結局立たされるのも恒例というお約束ぶり! おかげで足は頑丈に育ったよ、ありがとうご先祖さま!

さて、今回ご紹介するのは、アメリカ中で話題になった1枚の可愛らしい絵。小学生の女の子による、「はたらく親御さんを描こう」という宿題のために描かれた作品だと思われます。

小学生らしいタッチがなんとも可愛らしい1枚! 「大きくなったら……おかあさんみたいになりたいな!」と大きな字で書かれています。子どもがお母さんとその仕事をきちんと尊敬して愛している、幸せなご家族のようですね!

真ん中で、ポールのようなものにつかまって微笑んでいるのがおそらく、お母さんなのでしょう。周りには、ドル札をお母さんに向かって差し出している男のひとたち。

お母さんはポールにつかまって何人もの男性たちからお金をもらってステージでにっこり笑ってー、……って、えええええ? こらこらこら、何の仕事なの! かなり気まずいよねコレ! しかも、そのまま描いたうえに「お母さんみたいになりたい」、ってそれはどういうことなのかしら!?

コトの真相は、宿題提出の翌日、先生にあてたお母さんの手紙で明らかになるのでした。

「ジョーンズ先生、

はっきりさせておきたいことがございます。わたしは今も、そしてこれまでも、エキゾチックな感じのダンサーとして働いたことなど、ございません。

わたしは『ホーム・デポ』(アメリカのホームセンター)に勤務しております。そして娘には、先週の寒波のときにどれほど忙しかったかを話しておりました。店頭の雪かき用シャベルがひとつ残らず売れたこと、そしてわたしが倉庫から1本だけ見つけてきたところ数人のお客様のあいだで取り合いになってしまったことも話しました。

ですから、娘の絵にあるわたしは、ポールの周りで踊っているわけではありません。『ホーム・デポ』にあった最後の雪かきシャベルを売っているわたしを描いているのです。

今後、娘の宿題については提出前にもっとしっかりチェックするようにいたします」

なんだ……あせっちゃったじゃないか! 貴重なシャベルを売ったお母さんなのね……。さすがにポールダンサーな姿をそのまま描くわけない、ですよね、きっと。

それにしても、この偉大な1枚を見たときの先生、そしてお母さんのショックときたら、想像を絶するものがあります。子どもの自由な発想が時として意外な結果を生み出す、というお話でした。

参照元:MIStupid.comなど多数
(文=纐纈タルコ/翻訳補助=鷹泊千里)


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