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子どもを持つことで幸福度は必ずしも上がるわけではない…けれど人生はより有意義になる

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子どもを持つと人生がより意味を持つようになるーー海外サイト『Daily Mail』に非常に興味深い調査結果が出ています。これは国民幸福調査というもので、経済統計で測定できるものを超えて、国民の幸せに重要なものは何かという視点で行われている調査です。イギリスの若きキャメロン首相が、国民に対して打ち出した新たな指標となっています。

ここでわかったのは、子どもを持つことで必ずしも幸福度が上がるとは限らないこと。しかし大人にとって生きていく意味、人生の意味を感じさせるのは、子どもの存在が大きいのだそうです。人を育てるということは、大きな責任を伴う行為であるからでしょうか。

調査レポートによると「全体的な生活満足度や日々の感情を子どもの存在が改善しているわけではないが、生活に意味をもたらしたり、目的を持たせたりする効果がある」とのこと。

確かに子どもがいるのといないのとでは、経済的な意味での生活満足度は変わってきます。子どもがいない方が自由に使えるお金が多く、経済的な面では生活満足度は高いといえますよね。

全体的な生活満足度については、さらにこんな結果も出ています。結婚している人は、同棲しているカップルよりも高い生活満足度を感じているそう。また離婚や別居状態にある人からは、調査対象者の中で最も生活満足度は低かったのだとか。

8万人に対して行われた調査では、「どれくらい生活に満足しているか」「どれくらいの価値がある生活をしているか」「昨日どのくらい幸せだったか」「昨日どのくらい不安だったか」という4つの質問を行いました。

それぞれの度合いを10点中何点かで答えてもらったところ、平均的には7以上の数字が出ていました。子どものいる人の多くは、満足度と幸福度のレベルは他の人と変わらないと答えたそうです。

家族と住んでいても子どもがいない人は価値についての質問で平均10点中7.6点と、低い結果が出ていました。逆に2人以上の子どもがいる人は、7.8~7.9点というふうに、すこし高めな数字が出ています。

改めて結論として子どもがいるかいないかは、全体的な生活満足度や日々の感情を改善するとは限らないけれど、人々の生活の意味をより深くし、人生の目的をつくっていくことがこの調査で分かりました。それゆえに「価値」という質問での平均値が上がっているのでしょう。

すべての「ステータス」の人たちへ、全体的な生活満足度を出してもらったところ夫婦は10点中7.7点、同棲カップルは7.5点、シングルの人は7.3点、未亡人は6.8点、離婚または別居中の人は6.6点という結果が出ました。数字は確かなデータとなっているのが分かります。

結婚はしたいけど子どもはいらないかな……と思っている人もこの調査結果を見ると、色々と考えさせられるかも知れませんね。

(文=池田園子

参照元:Daily Mail(http://goo.gl/wiKe1


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オリジナル記事: 子どもを持つことで幸福度は必ずしも上がるわけではない…けれど人生はより有意義になる
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